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2009年7月17日 (金)

三年とうげ

 今、うちの子(小3)が国語の授業で「三年とうげ」をやっています。作者は李錦玉、絵は朴民宜です。教科書(光村図書)では作者の名前の横に「リクムオギ」とルビが振ってありますが、なんで「オギ」なんでしょうか? 気になって、ここ数日ネットで検索していました(決して暇だったわけではなく、どうしても気になって…coldsweats01

 作者は在日2世の方で、16歳の頃、終戦を向かえ、その後出版社などに勤務されていたようです。
関連記事→「赤い鳥文学賞」を受賞した詩人、児童文学者-李錦玉さん
李(이)さんだけど리と発音するところからして北の方なのかな?と思いましたが、昔はたぶん全部「リ」さんだったと思うのでわかりません。で、どうして「オギ」なのかが問題だったんですが、理由はわかりませんでした。ただ「옥」に「이」をつけて呼ばれてたから、そう名乗ったのかもしれません。(すべて推測です)

 この話は「朝鮮の昔話」だということなんですが、(ネットをくぐっていたら、教師用の教材研究なるものなどあり、そこでは「韓国の話」と、なぜか「韓国」に限定されてるものもありました。)日本の教科書に載っている話と、韓国(としておきます)で出されてる絵本の話とはストーリー自体違う点もあり、とくにラストは違う…というブログ記事などあり、「ラストが違う」というのが気になって、さらにネットをくぐってみました。
日本の教科書と韓国の絵本との違いについて書かれた文章→「삼년고개」는 우리 옛이야기일까? (김환희)

 韓国の絵本と一口に言ってもいくつか話の違いはあるみたいなんですが(絵本全文を載せているサイトもあったので見てみました)、たしかに김환희さんが書かれているように、日本版(李錦玉さんの作品)の方が情緒的だし、朴さんの絵もとても温かみがあって楽しいんです。それになんといっても、ラストが面白い!happy01
日本版にはラストに謎かけみたいなものがあるんです。で、その謎が、子どもにとって、空想力をくすぐられるみたいなんですね。韓国版ではその答えみたいになるような文章がラストにあるんですが、うちの子に「韓国の絵本には最後の謎の答えがあるらしいよ」とちょっと言ってみたら、「え~? なになに?教えてよ~!!」ってすごく知りたがっていました。でも、それ以前のストーリー自体も違うので、答え(みたいなもの)は教えませんでしたが…wink

 「三年とうげ」でうっかり転んでしまう、まぬけ(失礼)なおじいさん。「三年とうげで転んだならば 三年きりしか生きられぬ」という言い伝えを信じていたので、「三年しか生きられぬのじゃあ」と言って、家に帰るなりおばあさんにしがみついておいおい泣いたり、ご飯も食べずに病気になったり…。そこまでしておいて、「一度転ぶと三年生きるんだから、二度転べば六年、何度も転べば長生きできる」という若者のアドバイスにすっかり乗せられて、三年とうげで転びまくっちゃうおじいさん。その楽観的なところがとっても素敵ですheart04

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コメント

nikkaさん、今日は一雨あってホッとしました。
この昔ばなし、前にラジオのハングル講座でやりました。
「삼년고개」는 우리 옛이야기일까? (김환희)を読んでみました。もしかしたら日本の話だったかも?と言うことですね。オドロキです。昔ばなしを政治の道具に使う。本当かどうかはわからないとしてもビックリしました。
紹介してくださってコマウォヨ(^^)。

投稿: ハーちゃん | 2009年7月17日 (金) 16時23分

>ハーちゃんさん。

ほんと、今日はほっと一息…でしたね。
まあ、あくまで「創作」ってことで…ねcoldsweats01
転んだら駄目…っていうのは、うち(福岡)の近くでは、
太宰府天満宮にある橋でも、そう言ってました。
初詣に行くんですけど、転んだり、つまづいたりしたら、
正月早々縁起が悪い!って言ってましたね。

投稿: nikka | 2009年7月17日 (金) 17時28分

私も子供の教科書でみて「おお~」と思いました。

名前の最後の「이」は、発音しにくいからつける、とそういうものだと最初の教科書で習いました。
日ハムのヒチョリ選手ももともとは히철 ( 희절)ですよね。
日本語として発音しやすい音として、이をつけた形を使うのかもしれませんね。在日の文化なのかしらん?

投稿: たま | 2009年7月18日 (土) 00時25分

nikkaさ~ん、おひさですぅ^^
なんかバタバタしてましたがまた平穏な日々に戻りつつあります。
っていうか戻っていいのか?という疑問も残りますが・・・。
ま、数日はゆっくりしますわ~。
あの・・・私がよくわかってないのかもなんですけど・・・
韓国語の語頭の発音ですけど、こちらでの話とか、よそ様でのコメントとかでますます謎が深まったのでちょっときいていいかしら~?
韓国語(朝鮮語というべきかな)の頭にくるリウルをニウン、もしくはイウンにするのがもともと正しいのですよね・・・・?
それを北朝鮮がラ行で表記、発音することに変えちゃってるんだと思うのですが、これって私の認識違いなのかしら?
韓国語のもともとが頭音法則とやらでリウルが分布できない言語なはず。
昔からの固有語にリウルで始まる言葉はないことからも明らかだとか。
だから昔は皆「イー」さんということになって、最近の北朝鮮式が「リー」さんで・・・って思ってたの。
北より南が言語的には正当路線と思うけど違うのかな・・・。
何か情報あったら教えてくださいにゃー。

投稿: narinya | 2009年7月18日 (土) 01時57分

プサン出身の先生が、文中にたとえば금옥은と書いてあったとしても、自分は금옥이는と読むと言っていました。
この方も、オクと書かれるより、オギの方が自分らしいと思われたのではないでしょうか。

私も李さんは「リ」さんが古くからの言い方だと思っていました。
どこで聞いたというわけではなくなんとなく。
もし、narinya説のとおり逆だったのなら青天の霹靂!
この経緯をずっと知りたかったのですよね。。。

投稿: テラ | 2009年7月18日 (土) 11時59分

ㄹが残っているほうが古いと思いますよ。

あと、中国の朝鮮族だと에,애の区別もできるって。
韓国の留学生が、朝鮮族の留学生と話していてびっくりしていたそうです。

それを言い出したら日本語も・・(以下自粛)

投稿: たま | 2009年7月19日 (日) 10時01分

語頭のリウルのことでお騒がせしてます。
人様のブログで・・・スイマセンcoldsweats01
どこを基準と考えるかによって解釈もそれぞれなのかな、と思ってます。
もともと語頭にリウルがくることができない朝鮮語があって、そこに漢字のラ行で始まる言葉がきて。
本来朝鮮語特有の頭音法則を当てはめたから、リウルをニウンに、さらにニウンをイウンにしてきたことを正当と見るか、漢字本来の表記と音をいかす方を選択した(っていっても1950年代の話なのでしょう?中国語寄りをとったってことでやっぱり政治的なのかな・・・)北朝鮮式を古く正当と見るかで変わってくると思います。
ちなみに、私は前者なので、語頭にリウルがあるのは何か人工的な印象があります。
朝鮮語そのものが自然に持っていた特徴(リウルが頭に来れない)にあわせて、漢字語も変化させながら受け入れていったことの方が、その言語の姿かなぁ、なんて。
でも専門家じゃないのでよくわからないですね~。
朝鮮族の母音発音は純粋に古いものが残っているんでしょうね。
韓国でも、リウルからニウンに変わった段階で定着して方言として残っている地域があるらしいです。
そしたら、日本語も旧仮名づかいの発音が残っている地域があるってこと?
そのへん、たまさんご存じだったら教えてほしいなheart

※趣味の範囲の話なのでテキトーに聞いてください・・・にゃcat

投稿: narinya | 2009年7月19日 (日) 13時27分

>みなさまwink

とっても面白い話題で盛り上がってるみたいでhappy02
私が調べたところでは、narinyaさんのような流れでしたよ。

私が「昔はたぶん全部「リ」さんだったと思う」と書いたのは、日本では朝鮮の人のことも中国の人も同じように慣例的に(区別することなく)「リ」さんと呼んでたんじゃないか?という意味です。やはり日本は漢字文化圏ですからね。
数年前ですが、「趙」さんという韓国の人が自分から「チョウです」と名乗っていたので、「なぜ「チョです」と言わないんですか?」と聞いたら、「日本では「チョウ」と読むのが一般的でしょ? だからその方が覚えやすいかと思って…」という返事が返ってきてびっくりしたこともあります。だから、日本に来た朝鮮の人も「日本人が「李」を「リ」と読むんだったらそれでもいいか…」という感覚だったのかも。(←戦前・戦中の時代はまた別の次元の話になると思いますので、ここには含めません)

投稿: nikka | 2009年7月19日 (日) 21時59分

narinyaさん、しつこいーって言われそうsweat01 みあねよ~。
その国でわかりやすいようにってよくわかります。
在日の人たちの文化もきっとあるんでしょうしねぇ。
日本人が漢字そのまま見て読んだら必ず「リー」さんだもの。。。

語頭のリウルの歴史ですけど・・・・
コメント上げてから思ったんですけどね、朝鮮語が漢字のラ行を落とす方向になったといっても、初期はやっぱり頑張ってラ行で発音しようとした時期があったんだろうなぁって。
でもやっぱ俺たちには、語頭のラは難しいんだよーって徐々に落ちていったんでしょうかねぇ?
そしたらリウルがあるのが古いといってもいいんだもんね・・・?
わけわからないなぁ~っていうコメントです。。。
それにしても、なんでラ行が言えないんでしょうね?
日本人は余裕で言えるのに・・・。

投稿: narinya | 2009年7月20日 (月) 00時31分

>narinyaさん。

国によって、この発音ができないとかって、
単純に不思議に思いますよねcoldsweats01
私は韓国語で言えば、濃音、激音より、을・를がうまく舌が回りませんわshock
文字として残っている(その言語がある程度確立されている段階)以前のことがどうだったのか、知る由もないんですが、事実、ずっといろいろな言葉がそこには存在していたことを考えると、面白いですね。

投稿: nikka | 2009年7月20日 (月) 01時51分

여러분 오랜만이예요!!

또다시 어려운 주제로 불타오르고 계시네요;
저는 감당 못 하겠습니다ㅠㅠ

음, 아주아주 간단하게 설명하자면, 우선 북한에서 사용하는 [조선어]와 한국에서 사용하는 [한국어]로 나누어 생각하는 편이 좋을 것 같습니다.(물론 저는 조선어, 한국어 모두 하나의 언어라고 생각하지만, 문법적인 부분에서 약간의 차이가 있으니까요)
여러분들께서 배우시는 언어는 대부분 남한의 [한국어]이시니까 한국어 위주로 말씀드리자면,
원래는 북한도 한국도 어두에 오는 ㄹ을 사용했었습니다. 그게 차츰 남쪽에서부터 ㅇ이나 ㄴ으로 바뀌어 오기시작하던중(아마 이유는 발음하기 불편해서 이겠죠?;;) 남북이 갈라지게 되었고, 북쪽에서는 그동안 사용해왔던 ㄹ을 그대로, 남쪽에서는 발음하기 편한 ㅇ이나 ㄴ으로 바뀌었다고 합니다.
이것을 남한의 한국어에서는 [두음법칙]이라고 하는 것, 다들 잘 알고 계시죠?

한국어의 경우, 어두에 오는 ㄹ을 무조건 발음하지 않는 것은 아닙니다.
먼저 이름에 쓰이는 ㄹ의 경우 - 리, 류
한때 한국에서 리를 이로, 류를 유로 바꿔쓰기를 강요했습니다만, 이름이라는 것은 고유명사니까요, 그 집안의 역사도 있을테구요(특히, 류시원씨 집안의 류(柳)씨가 굉장한 반대가 있었다고 합니다.(류시원씨, 상당한 양반가문의 아들입니다;;))각 가문의 반대와 항의에 결국 이름에 쓰이는 ㄹ은 인정하게 되었습니다. 성 뿐만이 아니라, 이름에 오는 ㄹ도 고유명사라는 선 안에서 사용할 수 있습니다. 붙이고 부르는 사람 마음대로 라는 것이지요. 그렇지만 한국(남한)에서는 '리'씨는 거의 찾아 볼 수가 없네요.;; 있기는 있다고 해요;
영문표기의 경우, '이'씨를 'LEE'로 표기하는 것은 한국에서 아직 맞춤법 표기안이 발표되기 이전의 로마자표기입니다. (이것은 지금 한국안에서도 큰 문제가 되고 있습니다;;) 이 영문 표기법 때문인지는 몰라도 많은 '이'씨들이 외국에 나가서 자신을 가리켜 '리'라고 하는 것일 수도 있습니다;; 또는 역시 한자라는 것은 중국의 문화이므로, 중국인들이 사용하는 '리'라는 발음에 따라가고 있는지도 모르지요; 어디까지나 제 생각입니다만;;
(참고로 제 성은 '陳'입니다, 중국인 분들은 '친CHIN'이라고 하지만, 한국인의 성으로는 '진JIN'이라고 발음합니다. 실제 여권에도 JIN이라고 표기되어 있구요, 대부분의 일본분들은 제 성을 일본식 陳의 발음인 '친'이라고 말씀하시더군요.)

또 외래어의 경우도 마찬가지로 고유명사이기 때문에, 라면, 라디오, 레몬, 로마, 랩소디 등등 ㄹ그대로 사용됩니다.

___________________________________________________________________________

앗;; 한참 적다가 정말 죄송한데요
외출할 시간이 되서;;;;
나머지 제 의견은 돌아와서 적겠습니다;;
죄송합니다;;

投稿: ジン | 2009年7月20日 (月) 13時03分

ジンさん、よ~くわかりました。ありがとうございます。
ジンさんは陳さんだったのですねぇ。

旧仮名づかいではありませんが、日本語の助詞「が」の話です。
今はほとんどの人がgaと発音していますが、松本には鼻濁音で発音する人が残っているらしいですよ。
私の韓国語の先生が聞き分けられると言っていました。
日本人の私には聞き分けられないのに。。。
発音って・・・本当に不思議です。

投稿: テラ | 2009年7月21日 (火) 17時32分

진 님(진님... 이렇게 부르면 좀 이상한가요...?)
어두에 오는 리을에 대해 여러 가지 예를 들면서 이야기 해 주셔서 정말 감사합니다! 덕분에 지금까지 알지 못한 것들 잘 알게 되었습니다!!!
언어란 세월이 흐르면서 자연스럽게 변해 온 것이기 때문에 이랬다 저랬다 한마디로 할 수는 없겠지요?
그래서 재미가 있는 것 같아요.confident
그런데 진 님의 설명에 따르면요, 남쪽에서 어두 리을 발음이 바뀌어 오기 시작한 중에 남북으로 갈라지게 되었다시던데, 그럼 리을의 어두법칙이란 비교적 최근에 나타나게 된 현상이네요?
밑에 테라 님의 글에도 있듯이 지금 바로 이 순간에도 언어가 조금씩 조금씩 바뀌어 오고 있다는 것을 생각하면 유구한 낭망이 느껴지지 않겠습니까?
그리고 '진(陳)' 자가 일본에서면 발음이 역시 'chin(친)'이 되는 것이 자연스러울 것 같네요.
그래서 저도 처음 '진'이란 성함 보았을 때 그게 이름인 줄 알았답니다...
진 님! 앞으로도 많이 도와 주세요!
네이티브분이 이렇게 의경을 나누어 주시는 게 정말 고맙고 한국어를 배우는 중인 저희들한테 많은 도움이 될 것입니다.

投稿: nariinya | 2009年7月22日 (水) 01時49分

>ジンさん。

続き、キデハムニダ~!shine

投稿: nikka | 2009年7月22日 (水) 09時45分

>テラさん。

じゃあ、松本出身の方って、
アナウンサーになりやすいかもしれませんね(?)
日本語では、「を」を「ウォ」みたく発音する人もいますよね?
(合唱のときなど、わざわざ「ウォ」と強調したりしてね)
どっちが正しいのかわかりませんが、多くの人がどう発音するかによって、徐々に正しさも変わってくるのかもしれません。

投稿: nikka | 2009年7月22日 (水) 10時02分

私も「が」が鼻音になってるみたい(←普段は自覚なし)。
韓国語でも語中の가が鼻音になっていたらしく、韓国語らしくない(イウンのリエゾンに聞こえるらしい)と注意されて直しました。

長野~静岡以西でのこっているのかしら??

投稿: たま | 2009年7月22日 (水) 18時29分

たまさん、静岡でしたっけ。
長野ー静岡はつながっていますよね。
もしかして、「・・・ずら」っていいますか?smile

※松本というのは、たまたま先生が住んでいた場所なので、長野県のどこの辺りまで鼻濁音が残っているかはわかりません。

投稿: テラ | 2009年7月22日 (水) 20時08分

うちは「~だら」です。

名詞+だ+ら
動詞・形容詞+ら ですよ~。

長野はよく行くのですが、方言似てますよ。懐かしい感じ。

投稿: たま | 2009年7月22日 (水) 22時09分

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