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2010年12月11日 (土)

「자동 피아노」⑦(32ページ1行目~最後まで)

 今日は、午前中子どもたちがいなかったので、3時間、ベートーヴェンのピアノソナタなどかけながらnotes、翻訳に集中してみました。久しぶりに落ち着いた、いい時間をもてた気がします。

 翻訳に取り組んでみて感じたことは、「読んでわかったつもりになっていても、実際に言葉にしようとすると難しい」ということです。ただ読んでいるときは、はっきり日本語に置き換えなくても、文脈やシチュエーションをつかんでいれば、だいたい意味を把握することができてそれでOKなんですが、翻訳するとなると(しかもそれを発表するとなると)わかっているはずの単語もなんとなく怪しく感じるんですよね。そのため、ただ読むだけなら絶対に辞書をひかないような単語でも確認の意味で引いたりしましたcoldsweats01

 以下、具体的に気になった単語や表現など、ピックアップしてみます。(皆さんのご意見お待ちしてます)

①32ページ6行目

자신의몸을 통치로 예술에게 빌려줘야 한다고 생각합니다.

「예술에게 빌려줘야 한다고」の訳に悩みました。結局直訳で「自分の身をそっくり芸術に貸す」と訳しました。私の中ではどちらかというと「芸術に身をあずける」的な感じだと思って、用例を検索しようと試みましたが、全然なかったので違うのかな。

②32ページ9行目

마음에 들지 않을 땐 빌려주지 않으면 그민이죠. 난 당신의 피아노 소리를 들으면 자동피아노 같다는 생각이 듭니다.

文脈からすると、ここで使われている「自動ピアノ」というのは肯定的に(褒め言葉として)言ったように感じなかったんですけど…どうでしょう。

③33ページ8行目

귀신영화

「ホラー映画」と訳しましたが、通常それだと「공포(恐怖)영화」ですよね。でも「お化け映画」とかも日本語では言わないので…。

④35ページ1行目

발놀림

「足の動き」と訳しましたが、「足さばき」「足運び」「ペダル使い」などなど、いろいろ浮かびましたが、普通なんと言いますか?(>★honeybee★さん~)

⑤35ページ8行目

음반

以前はレコードだったけど、最近はCDと訳してました。でも他に「시디」が出てきていたので、じゃあこれは…?と思って。「アルバム」的なもののこと?

以上です。これ以外でも、なにかあればご教示ください。
よろしくお願いします~up

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コメント

テラさん、ゆうさん、nikkaさんの順でメールが来ました。楽しく読んでいます(^^)。
①は難しいですね。「貸す」で良いとも思いますが。
②は、私もなんか否定的な意味かなぁ、と感じましたが。
あとは違和感無く読みました。

気になったところ
33ページ
 추모했다
をnikkaさんは「見送った」にしていますね。私だったら辞書のことばをそのまま使ってしまうかも(^^;)。なるほど。

辞書を引かずに読み、辞書を引いてじっくり読み、そしてこうやって皆さんの訳したのを読んで行くうちに、最初ははっきりしなかった文章の意味がだんだん理解できてきてハッとします。
作者の良いたい事が、という意味です。

投稿: ハーちゃん | 2010年12月11日 (土) 17時51分

>ハーちゃんさん。

主人公は、ビトさんが「いい意味で」自分のピアノの弾き方について「自動ピアノ」という表現をした…と受け取っていますよね。
ただ、それが結局主人公のピアノの特徴というか、色というか、そういうものとしては定着しなかったんですよね?
ビトさんと会って、短い間ではあったけど交流ができて、それが結局主人公にとってどういうものとして残ったのか、非常に微妙な感じで終わってるので、訳すのも難しかったですcoldsweats02

추모했다は、「추모」は「追慕」だけど、あんまり追慕って日常生活では使わないな~と思って。なので他のところでは「追悼」を使ったんですが、家でひとりで追悼…というのも大げさかなと思って、「見送る」としました。

投稿: nikka | 2010年12月11日 (土) 23時46分

nikkaさん 皆さん』おはようございます^^
みなさんの翻訳を「おお~ なるほど」って思いながら読んでます。

②私なりに訳してみていて、題名になってる「自動ピアノ」の意味がしっかりと把握できずにいました。やはりnikkaさんと同様「肯定的」には受け止められませんでした。nikkaさんのハーちゃんさんへのコメを読んで、私は主人公の弾き方の特徴までよく考えていなかったのでもう一回読んでみようと思いました。

③私も「ホラー映画に」にしました~。

④ピアノをやったことがないので、ピアノの説明とか私には難しかったです。

⑤음반 昔ながらのLPを想像してました^^


 추모했다
私も追慕は使わず追悼にしてました。家での部分も「追悼」にしてましたが「見送った」のほうがいいですね。翻訳って・・日本語能力が大切だな~って思いました。

nikkaさん おつかれさまでした。

投稿: ippoyo | 2010年12月12日 (日) 07時48分

>ippoyoさん。

主人公が「音」と「音楽」の違いについて考えている場面など、一緒にいろいろ考えてみたのですが、難しかったですconfident
ビトさんと主人公、どちらの演奏法(というか音楽というものについての考え方)がいいとか悪いとか、そういうことではないと思うんですけど。
ビトさんは自分の確固として信念がありましたが、主人公はそういうものがなくて、そこに差があった(偉大なピアニストにはなれなかった)ということはあると思うんですが。
私もまだ自分なりの結論に辿りついていない状態ですwobbly

投稿: nikka | 2010年12月12日 (日) 13時58分

皆さん、こんにちは。
①は、「自分の身体を丸ごと芸術に委ねなければならない」としました。
②は、普通否定的な意味に使うけれど、ビトさんは肯定的に使っているとしか思えず・・・それで、具体的にはどんなイメージなのだろうかと、気になりました。どうもよくわかりませんでした。
③は・・・聞かないでください^^;
④は、「足の運び」としました。
⑤は、「レコード」と・・・今時、新しくレコード出しませんよね。
추모は、「追悼」としました。

全般的に、ひとつひとつの単語に対する心配りが足りないなあ、と反省しきりです。

投稿: ゆう | 2010年12月12日 (日) 15時20分

>ゆうさん。

私も①は、「あずける」か「ゆだねる」か…と思ったんですよね。
でも、もし「あずける」「ゆだねる」なら「맡기다」を使うんじゃないかな~と思って(「맡기다」を使っていないということは、こういう意味ではないのかなあ~とか)。
日本語もそうですが、「あずける、ゆだねる」だと芸術の方に主体がある気がして、「貸す」だとかろうじて芸術家の方に主体がある感じがしました。
そのへんのニュアンスの違いもあるのかな、とか。
かなり悩みましたwobbly

投稿: nikka | 2010年12月12日 (日) 21時41分

①自然な日本語を考えると、身をまかせるか、体を預けるかなと思い、私は後者にしました。

②この自動ピアノという言葉は、肯定的でも否定的でもなく、ビト氏が感じたままに言ったものだと思います。そういう人ですよね。主観的でなく、対象物の本質を感じようとする人というイメージです。

③ホラー映画 ④足さばき ⑤アルバム 
と訳しました。

추모했다は、「死を悼んだ」と訓読みにしてみました。

「新聞の片隅で彼の死を知ったとき」は人が新聞の中にいるような違和感がありました。私は「新聞の片隅に彼の死亡記事をみつけたとき」と訳しました。

ラストを訳すとき、気持ちが高ぶりませんでしたか?
「音楽が私を通り抜けてから煙のように消えてしまう」はnice!
私は「貫通して」とそのまま訳していてcoldsweats01、和語のやわらかさを改めて感じました。

投稿: テラ | 2010年12月13日 (月) 15時46分

②の自動ピアノの解釈…タイトルにもなっているだけあって、考えてみれば見るほど深いな・・・とnikkaさんはじめ、皆さんのコメントを読みながら思っています。

答えを出さずに亡くなったビトさんと、その本当の意味を掴めずにいる主人公を描いているところが、著者の狙いでもあるんだろうか…なんて思ったりしています。
解釈は読者に委ねているのかなぁと・・。

今日、仕事をしながらも^^;考えていたのですが・・・
私も、最初に読んだ時には、なぜビトさんがこの時に「自動ピアノ」だと言ったのか理解できませんでした。やはり肯定的な意味としてとらえられなかったんですよね。

でも何か違和感もあって・・・。
死を間近に感じていただろうビトさんが、そういった意味で言うだろうか・・・という疑問もわいてきました。

その後、nikkaさんの訳を何度も読み返して…思ったのですが、私なりの解釈としては、
直前に「ただひたすら楽譜にある音符一つ一つを忠実に再現する感じがいい」と言い、主人公は自分は分析するほうだというけど、ビトさんはそれでも「透明だ」という。

それを「自動ピアノ」として表現したのかなと思ったんです。
「自動ピアノ」は何も混じらず、純粋にその音を表現するだけ、プログラミングされた通りに音を奏でるだけなわけなんですけど、ある意味では何も混じることなく音符に書いてある通りに忠実に表現するもの」なので、ビトさんの求めるピアノの音を主人公が奏でているんだということを言いたかったのだろうか…とも思ったのです。

だから、主人公のピアノが好きなのだと。

そこに、精密コンピュータ内蔵のパルティータピアノもからんでるのかなーーとも思ったのですが、考えすぎ?!かな^^;;

自分で読んでいた時も、テラさん同様に気持ちが高ぶった部分でしたが、nikkaさんの訳を読みながら、またさらに感動しました。
一人ではなく、こうやって皆さんの翻訳を見ながら、解釈を聞きながらやっていく作業、本当に楽しく刺激になります!
これからもよろしくお願いします。

投稿: はっち | 2010年12月13日 (月) 22時58分

>テラさん。

「ビトさんが感じたまま」というのは、そうなのかもしれませんね。
ただそれが主人公の中でどのように消化されたのか、あるいはされなかったのか、それが今一つわからない…というかthink
でも、主人公本人も、ビトさんの言葉を思い出すと、苦しくもあり、楽にもなり…ってことだから、ずっとそのままなのかもしれません。

ラストは静かにフェードアウトする感じでした。
それより34ページを訳すとき、気もちが高ぶりましたよheart01
ビトさんの演奏をどうしても聴きたくなって、もう聴けないのかと思うと、もうどうしようもないような感じになるところ。
ビトさんを慕っていた主人公のやるせない気持ちが、すごく伝わってきました。

投稿: nikka | 2010年12月13日 (月) 23時09分

>はっちさん。

今、はっちさんのコメントを読みながら、身もだえしそうでした(>ぴょんてがあにんで…coldsweats02
そう! そう! そうなのよ~!…みたいな?

やっぱり芸術家の矜持というのかな~。
それぞれ譲れない部分はありますよね。
突き詰めると、ビトさんの「音楽」って「音の集合」とどう違うの?とか思っちゃうんだけど、それでも「私はこれが好きなんですよ」って言えるビトさんが素敵というか、純粋な感じで…。
それが常識人からみると、「気難しい老人」だったりするんでしょうけどね。
わかる人はわかる世界って感じでしたが、それが嫌な感じではなく、ふうっと通り過ぎた風みたいな感じでした。
(以上、なんだかよくわからない感想ですみません…happy02

投稿: nikka | 2010年12月13日 (月) 23時24分

はっちさんの「自動ピアノ」についてのコメント、すごく共感しました。

純粋にひとつひとつの音を再現することを大切に思うあまり、コンサートホールへも行かず、「自動ピアノ」みたいだという私のピアノ演奏が好きなビト氏。
電話機を通しての演奏会っていうのも想像するのは難しいけれど、興味をそそられます。

精密コンピュータ内蔵のパルティータピアノというのも考えすぎではないかもしれません。
作者は、IT世代。音楽に対するキム・ジュンヒョクさんの考えはわかりませんが、精密コンピューターが行きつく最高の演奏とは?その時、名ピアニスト、名演奏とは何か、という問いをなげかけているようにも思えてきました。(考えすぎ?)

冒頭の文章を読むと、私は、あるドキュメンタリーを見たばっかりに、偉大なピアニストにはなりそこねてしまったのでしたよね!

投稿: ゆう | 2010年12月14日 (火) 00時13分

>ゆうさん。

一篇のドキュメンタリーに会った(=ビトさんに会った)ことで、
主人公がそれまでいいと思ってきた演奏スタイルとか芸術というものについての捉え方とか、そういうのが揺らいじゃったわけですよね。
もし何の揺らぎもなく、ただ自分がいいと思う道をずんずん進んでいたら偉大なピアニストになっていたかもしれないけど…。
といいつつ、この「偉大なピアニスト」もアイロニカルな言い方じゃないですか?wink

投稿: nikka | 2010年12月15日 (水) 00時18分

やっと追いつきましたcoldsweats01

①翻訳して自然な日本語として出版するなら「体を預ける」かな~?「貸す」はちょっとだけ違和感あるかも?「まかせる」もありかな?

②ビト氏にとっては肯定だったんだと思います。読者や主人公には否定的に聞こえても、そこが狙いかな?と

③ホラー映画、しか思いつかない^^;

④普通、足でペダル踏むことを「ペダリング」と言うので
ペダリングで!
でも日本語で言うと柔らかいので、小説にはそっちの方がいいのかなぁ・・・

⑤CDでいいんじゃないでしょうか

추모は「見送った」が優しくていい感じしました nice!
漢字語だと急にそこだけ強調されるようで・・・

あと、いまさらジローなんですが
ビトさんは多分イタリア人なので
私が日本語に訳すとしたら「ビートさん」にすると思います
音楽用語はだいたいイタリア語なので少しだけかじってまして…(もちろん人名とは違いますけど)
例えば

poco→(ポーコ あるいは ポコ)
meno→(メーノ あるいは メノ)
vivo→(ヴィーヴォ あるいは ヴィヴォ)

て感じで、カタカナに置き換えた際のきまりがきっちり定まってないんです
ただ、伸ばした方がおさまりがいいな~みたいな感覚的なことです^^;
すみません、スルーで結構です

p.31の終わりごろに書かれていましたが、
人間って自分中心にしか考えられないものなのかもしれません
ビト氏にとっての自動ピアノって、結構評価が高いんでしょうね
親友だからといってもそれぞれが自分の考えを元に解釈するんだなぁと。

最後に近づくと、ビト氏の顔がだんだん見えてきたような気がしましたconfident

投稿: ★honeybee★ | 2010年12月15日 (水) 11時35分

>★honeybee★さん。

人名については、イタリア語→韓国語→日本語って、いろんな言語を経由しているので、難しいですね。

今日は3週間ぶりの韓国語の授業だったので、
先生にこの会の説明をしたり、「자신의몸을 통치로 예술에게 빌려줘야 한다고 생각합니다.」の解釈について、いろいろと先生と話をして、とても楽しかったです~。

ビトさんの理想とする芸術家とは、「イタコ」みたいな存在なのかな~?って思いましたhappy02 ピアニスト(の体)は音楽を他の人に伝えるための媒介みたいなものって意味で。

*関係ないんですが、★honeybee★さんのコメントって、「。」がないですね…。なんで??catface

投稿: nikka | 2010年12月15日 (水) 23時23分

わー!ほんとだー!!happy02
私って、「。」がない!!
なんでかと言うと、適当だから、、、面倒だから、、、でしょうか?
そういえば皆さんちゃんと最後についてますね
私もたまに、つけることあるんですが。(←と何気につけてみたw)

イタコって、すっごく面白い表現!
だけど確かにそういう感じわかります~
妙に納得^^

投稿: ★honeybee★ | 2010年12月16日 (木) 14時00分

★honeybee★さんが비트 씨をビートさんと長音にした方がいいのではないかとおっしゃっている件についてですが、

もし英語から日本語にするのなら、ビットさんかビートさんの方が自然かなと思いました。ベトナムの名前をベトちゃんとかドクちゃんとか表記することはありますよね。イタリア人の場合どうなのかはわかりません。

ところで、今日何気なく『楽器たちの図書館』の裏表紙を見てみたのですが、비트はbitでもありbeatでもあり、コンピューター用語のビットと音楽用語のビートを掛けているのかも、という気がしてきました。どうでしょうか、このアイデア?

投稿: ゆう | 2010年12月16日 (木) 23時00分

>★honeybee★さん。

「ほんとだー!!」って…意識してなかったんですねhappy02

ふと思ったんですが、ピアニストも翻訳家も似た部分もあるな~って。
よけいな解釈は毒になるけど、全く解釈をはさまないってことはありえないって意味でflair
その解釈こそが個性だし、コンピュータとは違う部分になるわけだから。

投稿: nikka | 2010年12月16日 (木) 23時18分

>ゆうさん。

この裏表紙の「ビットからビートへ…云々」っていうのは、本の帯にあるキャッチコピーみたいなものとするなら、出版社の編集者が書いたんだと思いますが、そうすると、この「ビットからビートへ…」は、編集者がこの小説をまとめた言葉になるんでしょうか。
その下にあるレビューは、ネットの書き込みからとったんですかね?
韓国では新聞とかニュースとかに、フツーにネチズンの一人(一般人)の言葉が引用されたりしますよね。
私はすごく違和感あります…despair

投稿: nikka | 2010年12月16日 (木) 23時45分

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