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2014年4月24日 (木)

「舟を編む」見ました~!

昨晩、テレビで映画「舟を編む」をやってましたねconfident

映画の随所に「出版業界あるある」がてんこ盛りupで、笑ったり感心したりしながら見てました。

15年とかかかる辞書の編纂、本当に血の滲むような努力の結晶ですよね。

私は辞書の編纂経験はないのですが、事典の編集は何度か関わったことがあるので、その苦労や喜びにすごく共感できました。(今月も1冊、事典が校了しました)

ちょっと端折られちゃってるな、と思ったのが、外部に原稿を依頼したものが集まらなくて困る…といったことが全くなかったのことです。

「大渡海」は、社内で執筆をする分と外部に頼む分とに分かれていましたが、一度企画が頓挫しそうになったときに、一斉に外部執筆者を探して電話をしまくるシーンがありました。ということは、やはりある程度外にも執筆を頼んでいるはずですよね。

私が関わったことがある事典では、30人とか執筆者がいらっしゃって、とにかくその方々の原稿を期限までに集めること、ゲラ(校正紙)を期限までに戻していただくこと、これが一番の大変なことというのは間違いないんですcoldsweats01(毎度毎度、それぞれの方のご都合で遅れたり、最悪、原稿が入らない、戻ってこないということがあります。)

まあ15年もかけているわけですから、その間にそういうことがあったとは推察できますが、そのあたりの執筆者と編集者の攻防戦(ほんと「闘い」だと思います)もあると、面白かったのになあと思いました。私は実際、事典の執筆者への督促はやったことないのですが、普通の書籍において、遅筆な執筆者のお尻を叩いたり、なんとか原稿をもらおうとなだめすかしたり(?)、執筆者の原稿入稿やゲラの戻しが遅れたおかげでこちらの作業が徹夜続きといったことはしょっちゅうあります(爆)

映画の中で一番好きだったのは、辞書の紙を選ぶシーンです。紙の滑り感が…みたいな話をするところ。一般の方には紙の材質なんて普通どうでもいいと思うのですが、デジタルよりアナログの紙の本が好きな人って、やっぱり紙のぬくもりが好きなんだと思います。

私が業界に入った頃は、まだ活版印刷もあり、出来上がった本は開くと、インクのにおいだとか活字の凸凹感だとかそういうのも感じられました。まあ、もうホント過去の過去って感じですけどね。

あの編集部に集っていた人たち、一人ひとりに個性があって、それもすごく面白かったです。馬締くんの熱意に触れて、なんだか私もちょっと熱い気持ちになりましたよ。

原作は読んでいないので、機会があれば読んでみたいです。


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コメント

あー、娘が里帰り中で「見たかったんだ」と言うので録画しました(^^)。

この本、図書館で予約しようと思ったら、予約待ちの数の多さにおじけづいて止めた経緯が。ところが娘が持っていると言うので、明日借りに行きます(^^)。

そうでしたか。nikkaさんは、まさに本を作る苦労が実体験でわかっていらっしゃるから、そういう意味でも私らとは別の面白さがあったんですね。それと残念なところも(^^;)。

私としては、本と映画のどちらを先にするか、という選択肢があるわけですが、どうしようかしら(^^)。

投稿: ハーちゃん | 2014年4月24日 (木) 16時41分

nikkaさん、ハーちゃんさん、こんにちは♪
私にしては珍しくこの本は友達に借りて読みました。
映画は見ていません。
キャストがイメージと違ったから・・・。
ということで、映画を先に見ることをお勧めします。

投稿: シフォン | 2014年4月26日 (土) 18時05分

>ハーちゃんさん。

本、読み始めました?
映画を先に見ると、どうしても本の人物の顔がその人になっちゃうので、私は基本的に本→映画の順にしようと思っていますけど。
最近は映画化されるものが多いですね。

投稿: nikka | 2014年5月 5日 (月) 12時01分

>シフォンさん。

本を読まれたんですね。
「これの原作って、そうとう地味な感じがするなあ」と思いなら見ていたんですけど。
映像なくても面白かったですか?coldsweats01
けど、かなりヒットしたわけですから(本屋大賞受賞)当然原作も面白いんでしょうね。

投稿: nikka | 2014年5月 5日 (月) 12時06分

私も先日のテレビ録画して見ました。
小説は評判になったとき図書館で予約して、やっぱりすごい人数だったので忘れたころに来たのを読みました。
じつは期待したほどではなかった、というのが正直な感想でした。
辞書づくりの気の遠くなるような作業をもっと実感できるのを期待していたのですが…。
恋愛模様は始めからドラマか映画化を狙ってるのでは?と思いました。
なので映画化されたときも見る気がしなかったのですが、今回見てみると、映画のほうが面白いです!
松田龍平氏がいいですね^ ^

投稿: ひがなお | 2014年5月 5日 (月) 22時18分

>ひがなおさん。

そうですか。小説はイマイチだったのか…。
三浦しをんさんって、読んだことがないからわからないんですけどcoldsweats01

投稿: nikka | 2014年5月13日 (火) 22時11分

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