「白い巨塔(하얀거탑)」第20話
ついに最終話です。日本版(唐沢版)の最終回のサブタイトルは「財前、死す」だったんですよね~!(>カッケー!…爆)
ストーリー/20(*ネタばれアリマス)
ガンの転移が激しく、なす術もなく縫合しただけの手術だった。周りの人間がガンであることをひた隠しする中、専門医であるジュンヒョク(キム・ミョンミン)は自分の病状に気がついてしまう。親友のドヨン(イ・ソンギュン)に「本当のことを言ってくれ」と詰め寄ると、ドヨンは何も答えられなかった。しかし、ドヨンが言わなかったことにより、ハッキリと自分の病状について理解したジュンヒョク。ついに力尽き、死を迎えたとき、彼の机の上には「上告理由書」とともに、オ教授宛てに自分の体を検体としてガン研究に役立ててくれるよう依頼する手紙が置いてあった。
~気になった表現
*알고만 있어.(誰にも言うな)
これはかなり意訳ですが、直訳だと「知ってるだけでいろ」ってことですよね。こういうの、なかなかパッと口から出てきません(もちろん他の言い方もありますし)。
*미운 넘이라도 가끔은 보고 싶을 때가 있더라.(憎いお前でも時々は会いたいときがあるんだ)
ここでの「-더라」は過去回想で、感傷的に目下の人間に使う言葉「~だったよ、~したんだよ」の意。部下として目をかけてきたドンイルに対して、ジュンヒョクの素直な気持ちを表した場面です。
自分が患者の立場になったとき、執刀医の一言がどんなに患者の心の支えになるのかということや、疑心を持ったままでいることがつらいこともわかったジュンヒョクでしたが、時すでに遅し…。これまで幾度となくガン患者の命を救ってきたジュンヒョクが、自らガンで亡くなるという非常にアイロニカルな最後となりました。
■日本版とずい分違うのかな~?と思いつつ最後まで見ましたが、あらすじはほぼ同じでしたね。ただ、ところどころ「韓国的だな~」と思うところもあったり(>人間関係の部分で)、登場人物の性格や設定が異なっていたりしました。権力を欲しがる人間たちの醜さ、滑稽さ、そして人間の命の重さに気付かされるドラマでした
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